ブルーラジカル
ブルーラジカルとは

ブルーラジカルとは、治験をクリアした世界初の歯周病専門治療機器のことを指します。切らずに・痛みを少なく・歯周病菌を殺菌することを目的としています。
ブルーラジカル治療では、過酸化水素(H₂O₂) と 青色レーザー光(405nm) を組み合わせ、 ヒドロキシルラジカル(・OH) という「活性酸素」を発生させます。このラジカル(活性酸素)は強力な酸化力を持ち、歯周ポケットの中に潜む歯周病菌やバイオフィルムを破壊・殺菌します。これにより、外科的処置を行わずに歯周病を改善することを狙う治療法です。
ブルーラジカル治療の特徴
ブルーラジカルは、歯周病を「切らずに治す」ことを目指した最新の光化学治療です。
青色の光と過酸化水素を組み合わせることで、強い殺菌力を持つ“ラジカル(活性酸素)”を発生させ、歯周ポケットの奥深くまで入り込んだ歯周病菌を除去します。
この治療の最大のメリットは、痛み・出血・腫れがほとんどないことです。外科手術のように歯茎を切開したり縫合したりする必要がなく、麻酔を使わずに行えるケースも多いため、治療中の不快感が少なく安心して受けられます。
また、処置は短時間(約15〜30分)で終わるため、忙しい方でも通院しやすいのが特徴です。さらに、歯茎の炎症や腫れが改善し、見た目や口臭の改善効果も期待できます。治療後は歯茎が引き締まり、ブラッシングがしやすくなることで、日常のケアもより効果的になります
ブルーラジカル治療を
おすすめする方
痛みや腫れを
できるだけ避けたい方
ブルーラジカルは切らない・痛くない歯周治療です。
麻酔を使わずに行えるケースも多く、治療後の腫れや出血もほとんどありません。
痛みに敏感な方や、歯科治療に不安がある方に最適です。
忙しくて
通院時間を短くしたい方
1回の治療は15〜30分程度で完了するため、
仕事や家事の合間でも通いやすいのが特徴です。
手術のようにダウンタイムがないため、翌日から普段通りの生活ができます。
飲み薬を使いたくない方
抗生物質等の服薬が不要な治療です。
薬の副作用や耐性菌のリスクを避けたい方にもおすすめです。
外科手術を避けたい方
全身状態や、その他の理由で外科的処置を避けなければならない場合でも、ブルーラジカルは適応可能です。
歯ぐきを切るような処置は行わないため、お身体への負担は最小限に抑えることができます。
ブルーラジカル治療を
ご案内できない方
無カタラーゼ症の方
過酸化水素を分解できない体質のため、過酸化水素を使用する治療は禁忌です。体内に有害な過酸化物が蓄積し、組織障害を起こすおそれがあります。
ペースメーカー・
除細動器を使用している方
レーザー機器からの微弱な超音波が心臓ペースメーカーなどに干渉する可能性があります。
過敏症・
光線過敏性疾患のある方
ブルーラジカルは405nmの青色光を使用するため、光に対して過敏反応を起こす方(薬剤性光過敏症を含む)は適応外となります。
過酸化水素アレルギーや
粘膜刺激に弱い方
過酸化水素に対するアレルギーや刺激反応がある場合、炎症や疼痛を生じる可能性があります。
重度の歯周病
(高度な骨吸収を伴う症例)
骨支持がほとんど失われている場合は、ブルーラジカル単独では改善が難しく、外科的治療との併用が必要です。
妊娠中・授乳中の方
大きな危険性は報告されていませんが、安全性の臨床データが十分でないため、医師判断で控える場合があります。
ブルーラジカル治療の
流れ
治療カウンセリング
ブルーラジカル治療についての概要、注意事項等のご説明をします。

精密検査
歯周病の状態を把握するため、ポケット検査、レントゲン等の精密検査を行います。

歯周基本治療
ブルーラジカル治療を成功させる為にはお口の中の環境を良い状態に保つ必要があります。治療に先立ちセルフケアの指導や、歯石の除去を行います。

ブルーラジカル治療
過酸化水素(H₂O₂) と 青色レーザー光(405nm)を用いて治療を行います。基本的には最小限の麻酔を行います。

再検査
術後の検査を行います。

ブルーラジカル治療の
メリット・デメリット

ブルーラジカル治療のメリット
- 外科治療を行わない
- 1回の処置時間が短い(1歯5分前後)
- 処置後の歯肉退縮が少ない
ブルーラジカル治療のデメリット
- 自由診療
- 重度の歯周病の適応には限界がある
- 失った骨を再生させることはできない
ブルーラジカル治療の
料金

初診の場合
| 初診料 | 5,500円 |
| 精密検査 | 33,000円 |
| 歯周基本治療(1回) | 5,500円 |
| ブルーラジカル(1ブロック4〜6歯) | 66,000円 |