マウスピース矯正
マウスピース矯正に
ついて

マウスピース矯正は
こんな方にオススメ
矯正治療中、見た目を気にされる方、また虫歯リスクを気にされる方は最適です。
マウスピース矯正も適応症例が非常に増えています。気になる方はお気軽にご相談ください。
マウスピース矯正の特徴
取り外し可能
マウスピース矯正は、取り外し可能な装置であるため、食事や歯磨きの際に外すことができます。
これにより、清潔に保ちやすいという利点があります。

透明性
マウスピース矯正は、透明で透けるようなプラスチック素材を使用していることが一般的です。そのため、目立ちにくい装置であるため、外見の美しさを保ちながら治療を進めることができます。

ごく軽い力での矯正
マウスピース矯正は、徐々に歯を移動させるため、おおよそ軽い力で歯を移動することができます。そのため、痛みや歯ぐきへの負担が比較的少ないとされています。

矯正期間
個々の症状により異なりますが、他の歯列矯正治療に比べて短い期間で治療が完了することがあります。

当院で導入している
マウスピース矯正の特徴
当院では、世界的に有名な「インビザライン」と海外の3Dプリンター専門の技工所が作成している「クリアマウスピース」を使用しています。
世界トップシェアのメーカーで、圧倒的な症例数と実績を持ち合わせています。マウスピース矯正は適応範囲が限られると言われながらも、幅広く治すことが可能なマウスピースです。
マウスピース矯正で
対応可能・不可能なケース
一般的には、骨格の大きさや位置の異常を伴うケース、特に受け口のようなケースは、マウスピースに限らず難易度が高いと言われています。
マウスピースに限った話ですと、抜歯が必要な矯正治療や、噛み合わせが深い症例に関しては難しく、治療期間が長くなりやすいと言われています。
マウスピース矯正の治療期間
(年齢制限など)
治療計画に沿って「アライナー」と呼ばれる、透明で可撤式のマウスピース矯正装置が段階的に製造されます。それらを定期的に交換しながら連続して使用していくことで、歯を少しずつ移動させます。食事やブラッシング、フロスの時以外、1日20
〜22時間の装着をお願いしています。
6ヶ月〜3年程と、症例によって幅があります。
年齢制限はありません。
※1つのマウスピース(1週間)で動かせる歯の量は0.25mmです。
※1つのマウスピース(1週間)で動かせる歯の角度は1度までです。
マウスピース矯正の種類

コンプリヘンシブ
ほとんどのケースに適応できます。
枚数 | 追加発注 | サポート |
99枚/1回あたり | 無制限 | 5年間無制限 |
99枚/1回あたり | 3回まで | 3年間で3回まで |
モデレート
前歯のガタ付き、いわゆる口ゴボと言われるものは大方直せますが、噛み合わせに不調があるケースでは難しくなってきます。
枚数 | 追加発注 | サポート |
26枚/1回あたり | 2回まで | 2年間 |
ライト
前歯の軽度のガタ付きに対応できます。
枚数 | 追加発注 | サポート |
14枚/1回あたり | 1回まで | 1年間 |
エクスプレス
かなり軽度のものしか対応が難しいです。
マウスピースの枚数 | 追加発注 | サポート |
7枚/1回あたり | 1回まで | 6ヶ月間 |
ファースト
子ども用
マウスピースの枚数 | 追加発注 | サポート |
乳歯との混合歯列に対応できます。 | 無制限 | 1年6ヶ月間 |
マウスピースの取り扱い
装着時間
1日のアライナー装着時間は20〜22時間です。
飲食と歯磨きを行う以外の時間は就寝時を含め必ず装着するようにしてください。
装着期間
1ステージでの装着期間は7〜14日です。
歯の移動量や歯並びによって装着期間が異なるので、担当医から指示された装着期間を守るようにしてください。
交換のタイミング
新しいアライナーへの交換は連続した装着時間確保のため、 できる限り就寝前に行うようにしてください。
装着時の飲食
飲食をする時
アライナーを装着したまま水以外の飲食をすると、アライナーの変形やむし歯、着色のリスクに繋がりますので、飲食をする際はアライナーを外すようにしてください。
飲食後
飲食後は歯磨きを行ってからアライナーを装着しましょう。
状況により歯磨きができない場合は、アライナーの装着を優先し、歯磨きができる環境になったらすぐに歯磨きとアライナーの洗浄を行ってください。
マウスピース矯正の流れ

検査(資料採得)
顔貌の写真、口腔内の写真、歯型の型取り、X線写真などの検査を行います。
※検査料をお支払い後、検査、シミュレーションに入ります。
説明
マウスピース矯正の場合は治療開始から治療終了までをコンピューターシミュレーションを行い説明をします。
同意と契約
検査結果、マウスピース矯正の場合はコンピューターシミュレーションの結果を元に治療方法、治療期間のご説明をします。
治療開始
治療開始。
マウスピース矯正の場合はきちんとアライナーが歯に装着しているか、患者様自信ができるかの確認をします。
定期観察
通常2ヶ月ごと(症例により1〜3ヶ月)に調整・観察、必要処置を行います。
※異常を感じる場合は都度ご来院をお願いしています。
治療終了
歯が後戻りしないように保定装置(リテーナー)を装着します。
矯正治療終了後の流れ
オーバーコレクション
マウスピース矯正の場合、全てのアライナーが終了しても、矯正の過程で歯と歯の間が緩くなり隙間ができることがあります。その隙間をしっかり詰めるためには、オーバーコレクションと呼ばれる追加アライナーが必要となりますが、使用を誤るときれいになった歯並びが動いてしまう可能性がありますので、必ず担当医の指示のもとご使用ください。
治療後の後戻りを防ぐために
矯正後は、「後戻り防止」のために保定装置(リテーナー)の装着が重要となってきます。なぜなら、保定を行わないと骨や咬み合わせが安定しておらず、元に戻りやすいからです。特に、矯正治療を行った直後は後戻りが起きやすいため、矯正治療終
了後に適切に保定装置の装着を行うことで、ベストな状態をキープできるようにします。装着の期間としては、最低でも動かした期間と同じ期間は装着し続ける必要があります。
リテーナーがある場合と無い場合


リテーナーをした場合、きれいな歯並びを維持します。
リテーナーをしない場合、元に戻りやすいです。
(約2年経過後)
保定装置(リテーナー)
の種類
固定式
後戻りしやすい前歯の裏側に小さなワイヤーをボ
ンドで接着させます。
汚れが付きやすく、まれにワイヤーが外れます。

取り外し式
取り外しできるので、歯ブラシなどスムーズに
行えます。
多少目立ちやすいのが欠点です。

マウスピース(ビベラ)
クリアなので見た目に影響が少なく、取り外しできる
ので使いやすく、歯ブラシもしやすくなります。

矯正治療終了後の流れ
マウスピース 矯正補助装置
アライナー単独では、希望する治療結果が実現しにくいと思われるような複雑な治療計画の場合、歯に接着するボタン、エラスティック、補助的な装置、ほか歯科用機器(一時的なアンカレッジ装置、部分的な固定装置など)の使用を含む補助的な矯正治療、もしくは補綴処置が必要とされる可能性があります。
製品・パーツのトラブル
叢生の程度重度の場合、あるいは欠損した歯が複数存在る場合、製品破損の可能性が高くなります。
矯正装置またはそのパーツについては、偶然に飲み込んだり吸引してしまう可能性があります。
マウスピース矯正だけでは歯が動きにくい場合
マウスピース矯正前
マウスピース矯正を行う前に、準備矯正が必要な場合があります。「 第一小臼歯を抜歯後、犬歯(糸切り歯)だけを引いておく」など、ワイヤーの力を使い、動きにくい歯を動きやすい位置まで、あらかじめ移動させておく矯正です。

マウスピース矯正中
マウスピース矯正中に、マウスピースだけでは動きにくい場合は、ゴムの力を借りて歯を動かす場合がります。また、部分的にワイヤーを使用する場合があります。

マウスピース矯正後
マウスピース矯正終了後に行う、仕上げの矯正です。
仕上げで「微調整したい」ときなどに行います。マウスピースとゴムを利用した方法や、短期間だけ最小限にワイヤーを使用する方法があります。

フック&ゴム
上下いずれかのマウスピースにあるフックと、歯の表面につけるリンガルボタンという金属の突起に、顎間ゴムというゴムをひっかけて、噛み合わせを整えます。マウスピース装着時間と同等の時間使用する必要があります。

矯正治療を検討している患者様へ

このたびは矯正治療にご関心をお持ちいただき、誠にありがとうございます。
矯正治療は、歯並びやかみ合わせを整えることで、見た目の美しさだけでなく、正しい噛み合わせによる健康面の改善も期待できる治療です。最近では目立ちにくい装置や取り外し可能な矯正器具など、患者様のライフスタイルに合わせたさまざまな選択肢がございます。
当院では、まず患者様のお悩みやご希望を丁寧にお伺いし、一人ひとりに最適な治療計画をご提案いたします。治療期間や費用、装置の種類など、気になる点があれば遠慮なくご相談ください。
不安なことやわからないことがあっても大丈夫です。矯正治療は長期間にわたる治療となることが多いため、私たちは患者様と信頼関係を築きながら、安心して治療に臨んでいただけるよう心がけております。
まずはお気軽にカウンセリングにお越しください。皆様の笑顔と健康をサポートできることを、スタッフ一同心より願っております。